特技

特技はいわゆる特殊能力の類です。
これによってキャラクターは新たな能力を得、より力を増します。
またキャラクターの個性を出すのにうってつけのパラメータですので、その効果や特性をよく把握しておきましょう。
特技も技能同様に様々な種類があり、私的な分け方ではありますが、大別すると以下のようになります。

攻撃力向上

これらは純粋に攻撃力の向上につながる特技です。 単純に判定にプラスされていくので扱いも楽です。 ファイターだけでなく、前衛のクラスは積極的にこれらの特技を取っていくとよいでしょう。
特に「薙ぎ払い」は、敵を倒すとさらにもう一回別の対象に攻撃できるため、非常に効果的な特技になっています。
また「素手攻撃強化」はその名のとおり、ほぼモンク専用です。 一方「武器の妙技」は命中判定を筋力ではなく敏捷度で行う特技で、こちらはローグなどの敏捷力の高い遊撃要員であれば、取ってみるのも良いでしょう。

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防御力向上

  • 頑強無比
  • 鋼の意思
  • 神速の反応
  • 矢止め
  • 追加HP
  • 受け流し強化
  • 回避
  • 強行突破

防御力を補う特技ですが、多くのゲーム同様、欠点を補うより長所を伸ばした方が効果的なため、あまり考慮に入れる必要はないかと思います。
「鋼の意思」や「神速の反応」など、名前にはインパクトがあるので、キャラクターへの色づけとしては面白いかもしれません。
そのなかで「回避」から「強行突破」の流れは注目です。
「回避」自体はAC+1の効果しかありませんが、「強行突破」は機会攻撃が発生した際にACに+4されるので、ローグやモンクなどの遊撃クラスがHit and Runで撹乱していくのに有用ではないかと思われます。

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装備拡張

「NWN」のクラスは、1レベルの時点獲得するこれらの特技の組み合わせで、装備できる武具が決定されます。
で、これらの特技は実に簡単で、基本的に取る必要はありません。
これらの能力を持っていないクラスは、たとえ取ったとしても、多くの場合それを活用できないからです。
もしこれらの能力が必要であれば、そういった装備が可能なクラスを1レベルだけ入れて、マルチクラスにしたほうが有用でしょう。
例外は「特殊武器習熟」で、これは刀や双頭武器などの魅力的(!)な武器のカテゴリーを装備するためには避けて通れません。
基本的にはキャラクターイメージのため以外、これらの特技を考える必要はあまり無いでしょう。

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特殊攻撃

戦闘の華とも言うべき、特殊攻撃を行うための特技です。
相手や戦況によって随時、これらの特技を使い分けることでパーティーの戦力は大きく変わってきます。

強打 強打強化

命中判定へのペナルティがきつくて、使いどころが難しい特技ではありますが、「悪を討つ一撃」、「バーバリアンの激怒」などの特殊能力と組み合わせることで一撃必殺の攻撃になります。
また「強打」は定番特技である「薙ぎ払い」の前提条件にもなっているため、前線で戦うキャラクターは早い段階で取っておくと良いでしょう。
ただ「強打強化」は命中判定-10、ダメージ+10と、伸るか反るかの博打のような攻撃になります。 ダメージ大きくなれば「薙ぎ払い」も発生しやすくなるので一石二鳥ではありますが、さすがにこのマイナス修正では雑魚の掃討戦ぐらいでしか役に立たないのでしょう。 「強打強化」に関してはどちらかというと趣味的な特技としての印象が強いですね。

打ち倒し 打ち倒し強化

命中判定を犠牲にして相手を無防備な「伏せ」状態(命中判定に近接攻撃+4、遠隔攻撃-4)にする特技です。
序盤に取っても命中判定へのペナルティで攻撃自体が当たらず、効果を発揮することは難しいでしょう。 しかし「不動」を持っていないような相手でしたら、毎ラウンド「打ち倒し」て袋叩きな状態にすることも可能です。
また「強打」と違って「打ち倒し強化」はより使いやすくなる特技なので、「打ち倒し」を攻撃のバリエーションにと考えているならば、ぜひ取っておきましょう。

武器落し 武器落し強化

その名のとおり、相手の武器を叩き落す特技です。
モンスターの類は予備の武器を持ってない場合が多いので、決まれば一気に有利になります。 ですが当然のことながら、武器を持っていない爪や噛み付きで攻撃してくるような相手には無意味になります。
また「強打」以上に命中判定へのペナルティがきつく、さらに「武器落し」だけの状態では相手の機会攻撃を誘発するため「…強化」を取ってようやく完成する特技と言えるでしょう。

両手効き 二刀流 二刀流強化

一度は憧れる、二刀流での戦闘を可能にする特技です。
「NWN」では特技を取らなくても、両手にそれぞれ武器を持つことは可能です。 しかし、ペナルティが恐ろしくきついので、最低でも「両手効き」「二刀流」の二つは取っておきましょう。(できれば強化も)
レンジャーを1レベル入れることで、この二つは自動的に獲得できるのですが、鎧に制限を受けてしまうため、自分のキャラクターのスタイルを考えて選択してください。

朦朧化打撃

相手を3ラウンドの間、「朦朧」状態(伏せ+行動不可)にするという強力な特技ですが、素手でなくてはならず、実質モンク専用の特技になります。 しかもモンク自体は1Lvで自動的にこの特技を得ます。
1レベルそこそこでは、-4のペナルティをうけると攻撃自体が当たりませんが、レベルが上がってからが本領発揮となるでしょう。

速射

弓などの飛び道具による攻撃回数を1回増やすことのできる特技です。
ただしクロスボウなどの機械式の飛び道具には適用されません。
その点さえ除けば、飛び道具による支援攻撃を考えているキャラクターは取って損の無い特技です。

狙い定めた一撃

命中判定もしくは移動速度&敏捷度にペナルティを与える特技です。
飛び道具でもその効果を発揮できるため、どちらかというとローグなどが支援攻撃として活用する場合が多いかと思います。

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呪文強化

どれも直接、強化につながる特技ですので積極的に取っておくと良いでしょう。
特に「抵抗破り」は呪文の効きに直接関わってくるので、ぜひとも取っておきましょう。
また「戦闘発動」は、敵の攻撃にさらされたなかでも確実に回復したいクレリックや、敵に囲まれがちなシングルプレイなどには、うれしい特技です。

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呪文増幅

呪文使いの応用力が発揮されるカテゴリの特技です。 メタマジックとも呼ばれ、それぞれの名前のとおり、呪文を自由にコントロールすることが出来るようになります。
強力な反面、どれも本来のレベルより上位の呪文のスロットを使用して覚えるため、序盤はあまり活用する機会がありません。
しかし高レベルになってくると、呪文の選択同様に個々のキャラクターの特色を出すのに役立つでしょう。
キャラクターのレベルだけでなくプレイヤーの知識も要求される、テクニカルな特技です。

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技能向上

技能を向上させることが出来ます。
レベルの上限を超えて上昇させることができるため、これは! というものには付けておいてもいいかもしれません。
技能熟練は、数値の上昇によってボーナスが得られる、呪文学や軽業(SoUで追加)、戦闘時に便利な精神集中などであれば、クラスによっては価値があるでしょう。
鋭敏知覚のほうは、基本的にはあまり考慮に入らない特技だと思います。

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ローグボーナス特技

高レベルローグ専用の特技で、モンクもかくやの人間離れした能力を得られます。
中でも「身かわし強化」はモンクのそれと同様に、呪文をかわしてしまいダメージを受けずに済ませることができます。 さらに「防御ロール」は、受けたダメージが致命傷になった場合、そのダメージを半減してしまうという、格闘マンガばりの、実は生きていた!というオチを再現できます。

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