ネヴァーウィンター・ナイツ(NWN)とは
Bioware開発、国内ではセガが翻訳販売しているRPGです。
全てのRRGの源流となった「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の第3版のゲームシステムをベースに、約20年間の熟成を経て、様々な小説、ゲームの舞台にもなっているフォーゴトン・レルムの世界で物語は展開していきます。
今までのRPGとの最大の違いは、オーロラ・ツールセットと呼ばれるシナリオ作成ツールによって、自由にシナリオを作成できる点にあります。
多くのユーザーによって作成された、これらのシナリオモジュール(MODと呼ばれます)は、Neverwinter Archiveからダウンロードすることが出来ます。
MODは公式シナリオ同様に一人で遊んでもかまいませんし、インターネットを通じてマルチプレイを行うことも出来ます。
マルチプレイ
マルチプレイでは公式シナリオだけでなく、ユーザーが作成した数々のシナリオモジュールで遊ぶこともできます。
海外で高い評価を受けたシナリオを翻訳したものや、戦術が勝敗を左右する多人数での対戦ものなど、バリエーションも豊富です。
そんなマルチプレイのために、「NWN」ではユーザーによって作られたコミュニティサイト、ネヴァーウィンター・セッションボードがあります。
近日に予定されているマルチプレイの予定が一目でわかるようになっており、誰でも気軽に参加することが出来ます。
もう一つ「NWN」でのマルチプレイに欠かせないものとしてIRCがあります。
これはいわゆるチャットスペースで、誰でも簡単に自分の部屋を作ることが出来、マルチプレイの事前の説明やちょっとした打ち合わせ、雑談などに利用されています。
主なIRCチャンネルは"#NWNJPN"で、雑談や突発的なマルチプレイの募集などに用いられています。
「突然入っていくのはちょっと…」とためらわれている方や、初心者の方は"#NWNQ&A"というチャンネルを用意してあります。 こちらは22時~0時の間毎日、初心者の疑問質問や、マルチプレイの案内などを行っています。
「そもそもIRCってなに?」という方は、"こちら"で、ソフトの導入から使い方まで分かりやすく解説してあります。
また、テーブルトークRPG風の少人数でのマルチプレイのほかに、既存のオンラインRPGのように特定の世界で常時、遊ぶことが可能な常設サーバーもあります。
商用オンラインRPGに規模の面では及びませんが、時間を気にすることなくいつでもプレイ可能で、DMと呼ばれるそのサーバーの主催者によって、その世界独自のイベントやシナリオが提供されることもあります。
"こちら"で国内の常設サーバーの状況が分かるようになっています。お気に入りの世界を見つけてみてください。
オーロラ ツールセット
「NWN」の楽しみは遊ぶだけでなく「作る」ことにもあります。
世界をまたにかけた壮大な冒険物語でも、裏山のゴブリン退治でも、プレイヤーキャラクターたちが血で血を洗う新たな激戦の舞台でも、自由に作り出すことができます。
もし「作る」ことの興味がわいた方は、SEGAのネヴァーウィンター・ナイツ オーロラ・ツールセット チュートリアルにMODができるまでを順を追って説明されています。まずはここから、第一歩を踏み出すと良いでしょう。
NWNを持ってないけど、どんなものか知りたい、という人には"こちら"に簡単なツールセットの使い方を示したムービー(要 Windows Media Player 9 以上)があります。
そして何より参考になるのは既存のシナリオモジュールです。 一通りの作り方が分かったら、公式モジュールをはじめ、先人の様々なシナリオモジュールを覗いて見てください。 そこで多くの発見や学習の機会を得ることが出来るでしょう。
プレイヤーたちは常に新たなシナリオに飢えています。思いついたアイディアをシナリオとしてぜひ形にしてみてください。
DMクライアント
ツールセット以上に、DMクライアントは他に類を見ない「NWN」の特徴と言えるでしょう。
これはその名のとおりTRPGにおけるDMのように、ツールセットで作ったMOD内で自由にシナリオを進行させることの出来るツールです。
単純にツールセットでつくったMODによるマルチプレイだけでなく、その舞台にモンスターが必要ならモンスターをNPCが必要ならNPCを作り出し、彼らに乗り移ることでPCたちを様々な冒険にいざなうことが出来るのです。
あらかじめ舞台さえ整えておけば、DMクライアントによってTRPGさながらにPCの行動をダイレクトにシナリオに反映させることが可能になります。
これによって、今までのオンラインRPGでは難しかった生のリアクションをプレイヤーと共に楽しむことができ、MODのプログラム部分の大半をDMが代わりに行うことで、比較的容易にマルチプレイ用MODの作成が可能になります。
また、NamaWikiさんの「はじめてのDM」などには、より深い技術的な情報があります。
カスタムコンテンツ
様々な楽しみ方のある「NWN」をさらに拡張していくのが、カスタムコンテンツ(主にHAKと呼ばれます)です。
ユーザーはこれらを自由に、「NWN」の新たなパーツとして組み込むことができます。
お気に入りのポートレイトに、エキゾティックな装備、奇妙なモンスター、未知なる冒険の舞台。これらを組み込むことで、シナリオの作成の幅は限りなく広がります。
そのカスタムコンテンツの究極とも言うべきなのがCommunity Expansion Pack(CEP)です。
世界中のユーザーによって作られた、約2,000点もの品々が詰まった巨大カスタムコンテンツ集です。 CEP自体は英語版をベースに作られていますがPeZunさんに日本語化するためのファイルがあります。 普段のゲームに慣れてきたら、CEPを使って新たな世界へ踏み出してみるのも良いでしょう。
オリジナルなカスタムコンテンツを作りたい! という方は、ポートレートについてはえるふみみ魔法王国植民地さんで、3Dモデルに関してはDIGITALIAN'S HOME別館さんで解説されています
また、3Dモデル作成ツールgmaxが無料で公開されています。 gmaxでのNWNモデル作成を便利にするプラグインNWmaxも合わせて用意しておくと良いでしょう。
動作環境
必須 | 推奨 | |
OS | PC/AT互換対応 Windows 98/Me/2000/XP 日本語版 (Windows2000の場合、SP2以降) | |
CPU | PentiumII 450MHz 以上 | PentiumIII 800MHz 以上 |
メモリ | 128MB 以上 | 256MB 以上 |
グラフィック ボード | 800x600 16ビットカラー OpenGL 1.2対応 VRAM16MB 以上 |
VRAM64MB 以上 |
サウンド ボード | DirectSound(DirectX)対応 | |
その他 | DirectX 8.1(本製品に収録) 以上 | |
空きHDD容量 | 1.2GB 以上 2.0GB 以上 | |
CD-ROM | 8倍速 以上 | |
ネットワーク環境 | モデム・LANを介したTCP/IP接続 (56kbps 以上、ブロードバンド接続を推奨) | |
同時通信プレイ人数 | 最大64人(理論値) |
動作確認のために序章部分をプレイ可能なデモ版(英語)は"こちら"に、対応グラフィックボードの詳細は"こちら"で確認できます。
スペックの確認の仕方はセガPC パソコン救急箱、ドライバ・バージョンチェック等をご覧ください。
購入は日本語に関しては現在販売終了しているため、オークションサイトなどでのみ入手可能です。
英語版であればメッセンオーカオス館"、i feel groovy"などで購入可能です。
英語版の日本語化については"こちら"をご覧になってください。