Neverwinter Nights 2 レポート:ゲーム・プレイ編

では、実際のゲームの内容についてです。
プレイの際のPCの環境は、以下のとおりです。

グラフィックス

さすがに最近のゲーム、といった感じでキレイです。
ですが、その分かなり重いゲームになってますね。
いくつかオプションで調整して、屋外エリアでFPS20あたりをうろちょろする程度です。
個人的には、アクションゲームではないのでこの程度で十分ですが、60FPSが基本! といった目の肥えた人にはつらいかもしれません。

グラフィックスについては言葉にするより、見てもらったほうがわかりやすいでしょう。
散々見たよ、という人はスキップしてください。

スタートの村の様子。ブルームの効果で柔らかい陽射しの雰囲気が出ています。

これはゲーム始まってすぐの、家の中。薄暗い部屋で光る明かりが印象的です。もちろん、天井も着いてます。

自然な起伏のある地形はやはりいいですが、動ける範囲は意外と狭い場合も……

怖い顔のキャラばっかり、ってわけでもないですよ。

グラフィックスの向上は、こういった戦闘シーンのエフェクトでは分かりやすいですね。

最後は、なんと言ってもダンジョン探索。薄暗い中をたいまつ片手に歩く様は、やはりいいですね。

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ゲームシステム

ゲームシステム上の大きな変更点は、ヘンチマンに個別に指示を出すことができるようになったことでしょう。
「バルダーズ・ゲート」シリーズのようにファンクションキーで、個々のキャラクターにフォーカスが移ります。 その状態であれば、自キャラクターと同様に指示を出すことができます。
人数も自キャラ+三人に増えたので、召還クリーチャーなども加えれば、ドアの前で粘らなくても前線を形成することも可能です。

ただ、召還クリーチャーや動物の相棒には、NWN1のときと同様の、大雑把な支持しか出せないのが残念です。
またヘンチマンたちも、こちらが指示しない状態だと、魔法や特殊能力を適当かつ、景気良く使ってくれるので、こまめに指示を与えてやらないと落ち着いてプレイできないかもしれません。

次に、種族やクラスの増加は純粋に、うれしい変更点ですね。
バリエーション豊かになったキャラクター・ビルドは、いろいろと考えがいがあります。
今回、レベルアップ時のHPの増加は、各該当のダイス目の最大値が常に適用されるようになったので、より深くキャラを煮詰めることができるようになったのではないでしょうか?
ただ、残念なことに公式キャンペーン内のヘンチマンに関しては、レベルアップ時の数値の割り振りなどは自由にできるのですが、マルチクラスの選択はできず、既定のクラスしか上げることができないようになっています。

ゲーム全体の流れは、NWN1のように最終目標だけ与えられて後はほったらかし、というフリーな感じではなく、SoUやHotUのようなある程度ストーリーに沿った流れの中で、イベント等を挟みながら、サブクエストが散りばめられている形になっています。(まだ、プレイ中なので完全にそういう形になってるかは、分かりませんが)
ヘンチマンもイベントシーン以外でも、盛んにしゃべってくれるので、にぎやかな雰囲気でのプレイが楽しめます。

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操作・インターフェイス

操作系で一番大きく変わったのは、フリー・カメラモードの搭載により、視点を自由に動かせるようになったことでしょう。
キャラクターを画面端に控えさせて、射界を確保しつつ、魔法や飛び道具を使用できます。
フリー・カメラモードでは、視点は操作しなければある程度まで留まるので、バイオ・ハザードのような定点カメラの雰囲気も出すことができ、なかなか絵になります。


また、右クリックで出るポップアップメニューも大きく変化しました。
以前は放射線状にメニューが広がっていましたが、NWN2では通常のアプリケーションのようなツリー状のメニューへ変更されました。
ラジアルメニューは扱う対象が増えてくると階層がやたら深くなって、あまり使いやすい物ではなかったので、無難な変更でしょう。


魔法使いにはうれしい変更点として、魔法の効果範囲が明示されるようになりました。
複数の敵を巻き込めるように、キレイに範囲呪文をかけのも簡単です。
画像では円を描いていますが、バーニング・ハンズであれば円錐状なったりと、ちゃんと変化します。
また、現在使用可能な魔法が表示される、クイック・キャスト・ウィンドウも用意されています。


各種ウィンドウ類は、以前の半固定のものから、一部を除き自由に位置を移動させることができるようになりました。
所持品の画面では、以前は「テトリス」などと揶揄されることもありましたが、個々のアイテムは大きさ等にかかわらず、常にひとつのマスで収まるようになりました。
これは、便利といえば便利ですが、帰還時に店の前で戦利品をごそごそと整理するのも、なかなか趣があったなとか、アイテムが増えてくると、アイコンが小さすぎて個々のアイテムの判別がしづらいなど、一長一短といったところでしょうか。
ほかにも細かい点では、宝箱などにアクセスした際のインベントリ画面に、LootAllのボタンがついたり、現在行動しているアクションのアイコンに、次ラウンドまでの目安となるメータが表示されたり、といった変更点もあります。

プレイ中、一番活用することになるであろうクイックスロットは、ファンクションキーから数字キーでの操作に変わり、1~0と-、=(^)のキーで12種類のコマンドを登録できるようになりました。(ただし、OSの言語設定で既定の言語を英語に設定しておかないと=(^)キーは使用できないようです)
さらにShiftキー+数字キーでクイックスロットを切り替えることができ、合計120種類のコマンドの登録ができるようになりました。
これだけあれば、魔法使いも余裕を持ってクイックスロットに呪文を登録できるでしょう。
また登録の方法も全て、各種ウィンドウから該当のアイコンをドラッグ&ドロップする形へと変更されました。


会話画面は、カットシーンが映画のようなレターボックス風になって、下部にセリフや選択肢が出るようになりました。 なお、特に重要でない会話のシーンは以前と同様の、会話ウィンドウで処理されます。
カットシーン中でもポーズは可能なので、辞書を引きつつのプレイも可能です。
なお会話の際は、BGシリーズと違って話しかけたキャラではなく、常に作成した主人公が担当するので、仲間の交渉系技能は無駄になるかもしれません。


そのほかには、移動用のワールドマップが、追加されました。
以前はわずらわしかった、複数のエリアをまたいでの移動などがずいぶんと楽になりました。

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