Neverwinter Nights 2 レポート キャラクター・メイク編

今回はキャラクター作成についてです。
大きく変わった点は、イラストによるポートレートの廃止、種族の増加、生い立ちなどを表すBackgroundの追加でしょう。

種族

NWN2では既存の種族に加えて、プレイン・タッチドと呼ばれる異界の住人との混血であるアアシマール、ティーフリングが追加されました。
さらに既存の種族も、それぞれ下位の亜種族が追加され、全部で15種族となりました。
有名どころではエルフの亜種族のドロウ(いわゆるダークエルフ)などが追加されています。
なお、ドロウやアアシマールなど、強力な能力を持つ種族は、レベルアップに時間がかかるというペナルティを持っています。

ちなみに、NWN2では背景世界であるフォーゴトン・レルムの設定に沿う形で、皮膚や髪の色などもその種族にふさわしいものしか選択できないようになっていますので、外見にこだわりたい人は注意が必要です。

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外見

NWN2では以下の設定項目があります。

残念ながら、体格と刺青の設定は無くなりました。
その代わりに、顔と髪型を個別に選択できるようになっています。
ただ、顔は似通った印象のものも多く、髪型に関しては全種族共通なので、それなりに選択肢はあるものの今一歩、といった印象です。

一方、髪色をベースとハイライトで別々に指定できるのは、微妙なニュアンスをつけることができて、なかなか面白いです。
以下に種族ごとの外見の作成例を挙げて起きます。

エルフは以前にも増して吊り目がちの顔つきなって、まさにD&Dのマニュアルから抜け出たような再現度の高さが印象的です。
ドワーフの髭は、NWNのころに比べると若干、ボリュームが増えたように思えますが、ふさふさというにはちょっとさびしいですね。
ハーフ・オークはさらに面構えが良くなって、怪物振りが増しました。

新たに追加されたアアシマールとティーフリングは、美形風にも異形風にも出来て、なかなか面白いつくりになっています。
なお、ティーフリングの角は髪型に依存して変化するようになっています。

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クラス

基本職にはウォーロックが加わり、上級職にはエルドリッチ・ナイトやデュエリスト、ウォー・プリーストなどが追加され、基本職は12、上級職は17種類に拡張されました。
また、3.5版ルールへの移行に伴い、既存のクラスも様々な変化をしましたが、あまりにも変更点が多いので、新たに追加された基本クラス、ウォーロックについてだけ簡単に解説します。

ウォーロックは妖術師とも呼ばれ、神聖魔法とも秘術魔法とも違う、第三の魔法、妖術を使います。
妖術のなかでも、代表的なのはエルドリッチ・ブラストと呼ばれる怪光線を放つ能力で、レベルの上昇に伴い、ダメージだけでなく、様々な特殊効果を加えることができるようになります。
使用回数の制限は無く、セーブされることもありません(強化された特殊効果の類にはセーブ判定があります)が、命中判定が必要な遠距離接触攻撃として処理されます。
また、各種魔法の選択の幅は非常に狭く、最大でも12種類しか覚えることができません。
既存の魔法使いとは異なり、毎ラウンド、エルドリッチ・ブラストを撃つようになりますし、弾数無制限の特殊な飛び道具を持ったクラス、といった感じでしょうか。

最後に、各クラスごとに専用の装備が用意されていて、なかなか雰囲気が出ているのでいくつが、紹介したいと思います。

新たに追加された基本クラスの、ウォーロックにも専用の外観が用意されており、なかなか気合が入ってます。。
また、スタート時には選択できませんが、上級クラスにもあります。

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その他

クラスを決めると、次はアライメント、そして守護神格の決定です。
守護神格は「NWN」でもありましたが、いちいち名前を入力しなくてはならず、モジュール側でのサポートもほとんどなかったため、実質、意味のないパラメータでした。
今回はリストから選択するだけでよく、公式モジュール内でも反映されるようです。

また、クレリックやパラディンなどは選択可能な神格はアライメントの制限を受けるようになっています。 シアリックやベインを守護神格に持つパラディンなどは作れないようになっているわけです。
しかし、領域に関してはと相変わらず制限がなく、神格の指定も反映されないのは残念です。

続いては能力値です。
能力値の指定は、以前同様、規定のポイントを割り振る形ですが、32ポイントに増えています。

次に今回新たに追加されたBackground(出身背景)です。
農夫や語り部、民兵といった職業に関するものや、トラブルメーカー、色男/女などキャラクターの個性に関するものなど10種類から選択できます。
どれもちょっとした技能へのプラス修正が得られますが、同時にいくつかのマイナスの修正も受けます。
選択しないことも可能です。

そして、技能と特技を選択します。
やはり追加要素が気になるところですが、技能はミニ・マップに敵の位置が表示されるようになるサバイバルが追加されました。
またシステム上の変化として、割り振らずに持ち越すことができるポイントが、5ポイントまでに制限されるようになりました。

一方特技は

など、各種追加要素が、なかなか楽しいです。
なお、「NWN2」ではレベル上限は20となっているため、伝説級特技は扱われていません。

以上のパラメータの割り振りの後、名前、年齢、声を選択すれば完成となります。
次は実際のゲームプレイのレポートです。

レポート3:ゲーム・プレイ
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